健康的な生活は病を遠ざけ、見た目を健康的に保つ効果があります。しかし、適切な睡眠・バランスの取れた食事など、健康に気を遣うのは現代社会においては中々難しいものです。それをサポートするのに、現代では体内から効果を出す漢方薬や不足しがちな栄養や健康に体を保つ効果のある成分を配合した健康サプリなどがあります。
特に様々な病と関わりが深いのが食事です。糖尿病や、肥満など多くの現代病も偏った食が関連しています。こうしたバランスの崩れや、栄養不足での免疫力低下などに効果的とされるのが、サプリです。アンチエイジングや、体力・免疫力の維持など体の調子を整えるサプリについて、みてみましょう。
アミノ酸やビタミンB群を多く含み、滋養強壮や疲れの回復効果が期待できる黒酢とニンニクの殺菌効果や疲労回復効果のあるアリシンなどの効果が期待できます。疲労回復効果だけでなく、このアリシンが他の成分と化合したジアリルジスルフィドやアリチアミン、ジアリルトリスルフィド、アホエンなどの効果には抗がん作用についても注目されています。
スピルリナは藻の一種で、人体で作ることができない必須アミノ酸9種とたんぱく質を含んでいます。栄養素が体内に吸収されやすく、栄養価が高いことからスーパーフードとして人気です。コレステロール値を下げる効果や、抗酸化作用による抗がん効果についても期待されている成分が入っています。そのため、抗がん剤の代替え療法などで注目されています。
フコイダンはモズクや昆布などに含まれるぬめり成分で、抗酸化作用や細胞を正常な状態に戻す効果がある成分です。フコイダンによる、細胞の正常化はがん細胞を自然死(アポトーシス)させて、その増殖を抑える効果が期待できると学会で説が提唱されました。抗アレルギー作用や、血液の凝固を抑制する効果があり血栓予防からサプリとして取り入れている人もいます。
副作用のイメージがある抗がん剤の代替え療法として、こうした抗がん作用を持つ食品や成分のサプリを日常的に取り入れている人も多くいます。抗がん剤治療と同時に取り入れて進めるなども病状や状態によってはあるようです。治療中でのサプリ服用は、医師と相談の上で取り入れるようにしましょう。
黒にんにくの抗がん効果は、アリシンの化合物であるジアリルスルフィドによる大腸がんや前立腺がんの細胞をアポトーシスさせる効果があるとされています。次に、スピルリナの抗がん効果は、抗酸化作用を持つクロロフィルによる染色体異常の発生を抑制する効果です。フコイダンによる抗がん効果は、フコイダン内に含まれる自然治癒力による異常細胞のアポトーシス効果を利用したものです。
前立腺がんなどへの効果が期待される黒酢にんにくはアリシンの殺菌効果により過剰摂取すると腸内細菌が殺菌される恐れがあります。善玉菌などにも被害があるので、胃腸障害を起こさないために、適切な量に抑える必要があります。スピルリナの場合は過剰摂取すると光過敏症やお腹が緩くなる症状が起こることがあります。フコイダンについても水溶性食物繊維なので過剰摂取するとお腹が緩くなる恐れがあります。サプリでも適切な量を使用しましょう。